その原因のひとつとしてかみ合わせの異常によるあごのズレがあげられます。歯は顎関節や周辺の神経や筋肉にとって、いつも理想的な位置に生えてくるとは限りません。一旦歯が生えそろってしまえば、それが不正な噛み合わせであっても、私たちは、知らず知らずのうちにその顎の位置になれてしまい、普段は異常を感じることもなく生活しています。
しかし、それが体の適応範囲を超えてしまったときに、顎関節症や顔面痛、肩こりやあごの痛み、異常な歯の磨り減りや原因不明の歯の痛み、体のゆがみ、時には自律神経失調症などとして身体のいたるところに代償性の症状を引き起こしてしまうと考えられています。